メキシコに暮らす

メキシコ生活・スペイン語学習の情報発信ブログ

【スペイン語表現】動詞enganchar「注意を引く」⇒ No te enganches! 「放っておけ!」

本日も、日常や仕事上で役立ちそうなことばや面白表現、DELEに出てきそうな単語などを紹介します。

 

☆本日のスペイン語

No te enganches!

 

意味

「放っておけよ!」

 

表現の説明

 

動詞engancharは「引っかける」のほかに「注意を引く」という意味があります。

 

例えば不快な出来事があり何か反抗しようとしたときに、他の友人から「放っておけ」「相手にするな」というニュアンスで使われます。

 

 

スペイン語で意味を説明する場合

Real Academia Española(スペイン王立アカデミー)(※スペイン語の規範化を担う組織)では、次のように説明しています。

 

Captar intensamente la atención de alguien.

(和訳:ある人からの著しく注意を引くこと)

 

例文

同じ用途での例文をご紹介します。

 

➢ Ya no me engancho con lo que dice mi papá.

 「僕はもう父さんが何を言おうが気にしないことにするよ」

 

 

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

【スペイン語表現】arrasando con la vida(人生に圧勝) ~メキシコ人歌手Thaliaの曲を聞くと絶対に忘れない単語になる

スペイン語学習のアウトプットとして、日常や仕事上で役立ちそうなことばや面白表現、DELEに出てきそうな単語などを紹介します。

 

☆本日のスペイン語

Arrasando con la vida

 

メキシコ人歌手Thalia(タリア)の”Arrasando”という曲中で歌われる表現です。

 

意味

「人生に圧勝」

 

スペイン語解説

動詞arrasarは「崩す」「取り壊す」といった意味ですが、ここでは「圧勝する」といった意味合いになります。

 

動詞arrasarの現在分詞(進行「~している」を表す)

vidaは「人生」

 

スペイン語で意味を説明する場合

Real Academia Española(スペイン王立アカデミー ※スペイン語の規範化を担う組織)で調べてみると以下の様に記載されています。

 

Triunfar con rotundidad.

(和訳:決定的な勝利)

 

Thalia(タリア)の曲”Arrasando”について

 

これは前述したメキシコ人歌手のThalia(タリア)が2000年に発売した6枚目のアルバム”Arrasando”に収められています。

 

キャッチ―な曲調で

”Arrasando”

”Arrasando con la vida”

を連発しているので、忘れられない単語になること間違いなしです。

 

興味があれば聞いてみて下さい!

 

www.youtube.com

 

他にもこんな表現が・・・

「圧勝」という表現を使ったスペイン語をついでにもう一つご紹介しておきます。

 

こちらの方が時事ニュースやDELE試験に出てきそうな表現です。

 

➢ Gonzales arrasó en las urnas. (ゴンザレス氏、選挙圧勝)

 

コメント:

urnaは「投票箱」

つまり「選挙にて大差をつけて勝利した」という意味

 

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

【スペイン語表現】Tener madera 才能がある

前回の記事更新から2週間も滞っていました。

 

DELE(スペイン語の試験)に向けて勉強を始めたのですが、ブログ執筆時間が取れず、このままでは完全に放置状態に・・・!

 

というわけで、こちらのブログをしばらくスペイン語学習のアウトプットの場をメインとして使いたいと思います。

 

主には、日常や仕事上で役立ちそうなことばや面白表現、DELEに出てきそうな単語などを紹介したいと思います。

 

☆本日のスペイン語

Tener madera

 

意味

「才能がある」

 

表現の説明

Tenerは「持つ」

maderaは「木材」

 

直訳すると「木材を持つ」ですが・・・

 

Tenerの後にmaderaが来ることで、「才能がある」という意味になります。

 

スペイン語で意味を説明する場合

Real Academia Española(スペイン王立アカデミー)(※スペイン語の規範化を担う組織)によると、この場合のmaderaについて次のように説明しています。

 

”talento o disposición natural de las personas para una determinada actividad"

(和訳:ある活動に対して生まれつきその人が備えている才能や資質)

 

 

 

例文

➢ Luis tiene madera de músico. (ルイスは音楽の才能がある)

 

コメント:

~の才能がある」と言う時は、tener maderaの後に、de + [活動内容]

 

➢ Él tiene madera de líder. (彼はリーダーに向いている)

 

コメント:

スペイン語で「リーダの資質」という書籍が出ているようですが、このタイトルが”Madera de líder"

books.rakuten.co.jp

 

 

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

【スペイン語】ビジネスシーンでメキシコ人は相手のことをどう呼んでいるの?《場面・役職別の呼び方を解説します》

メキシコ情報を発信しています。

 

先日、『家族・親戚をスペイン語でどう呼ぶか?』について書きました。

 

今回はビジネス編。

 

社内の人間や外部の客先担当など、相手によって変わるであろう『呼び方』

 

企業によるところもありますが、メキシコの複数の企業で働いた経験談+メキシコ人への聞き取り結果をもとにお話ししたいと思います。

 

 

ファーストネーム(下の名前)が多い

ビジネス上では、苗字+「さん」を付けるのが一般的な日本。

 

一方のメキシコは、ファーストネーム(以下、名前)で呼び合うことが多く敬称もなし。

 

どの立場で呼び合うのか?

➢ 同僚

 

➢ 先輩と後輩

メキシコに先輩・後輩という概念がなく、皆一律で同僚のくくりです。

もちろん敬語では話さずタメ口。

 

➢ 課長と部下

 多少の年齢差があっても、部下から課長に対しても名前で呼び捨てしています。

そしてタメ口です。 

日本人には何とも違和感がありちょっとハラハラしますが、メキシコでは普通だそうです。

 

苗字で呼び捨てする場合

失礼じゃない?苗字で呼び捨て

名前の呼び捨てだけでなく、苗字を呼び捨てしているのも良く耳にします。

 

名前の呼び捨てと何が違うのか?どんなケースなのか?ですが、

相手と雰囲気で呼び方を決めている様ではっきりとした理由は良く分からず。

 

・・・ですのでこれは筆者の個人的な観察結果ですが、

➢ 社内に既に同じ名前の同僚がいるので区別するため苗字で呼んでいる

 

➢ 名前で呼ぶほど個人的に親しくないけど、同僚としてやり取りが多い

 

➢ 苗字に特徴がある、珍しい苗字(日本人もこれにあたる)

 

➢ 他の人達が苗字で呼んでいるので

 

・・・といった状況下で使われる傾向があるように思います。

 

ちなみに筆者の場合、いまはメキシコ人同僚から名前で呼ばれていますが、一緒に働き始めた当初は苗字で呼び捨てしてくる人が結構いました。

 

想像してみて下さい。

自分よりすっごい若くて後輩の新人社員から、いきなり苗字で呼び捨てされる光景を。

 

メキシコあるあるだと分かっていたので別に良いかなという感じでしたが、知らないとびっくりしますね。

 

社長も呼び捨てしちゃう

また、会話の場にいない人のことを話す時に、偉い人なのに苗字で呼び捨てにすることもよくあります。

 

メキシコ人 A氏:Sato comentó que...「サトウがこう言ってたんだけど・・・」

 

自分:「いやいやいや、社長だから!サトウさんでしょ!」

 

・・・という感じ。聞いているこっちがヒヤヒヤものです。

 

あまりにも周囲が呼び捨てしていると、

「サトウがさ~、」と言われて、「ウンウン、サトウがなんだって?」とつい返しちゃっている自分が・・・慣れとは恐ろしい・・・気を付けないと汗

 

メールの宛名も呼び捨て

メールで送る際にも、

Hola Sato, 「サトウへ」

と呼び捨てにしているメキシコ人がいてびっくりします。

 

(さすがに立場が上の本人に直接、もしくはメールで苗字を呼び捨てするのはメキシコでも失礼とされるようですが、それでも良く見かけます)

 

敬称を使う相手は?

さて、ここまでフランクな呼び方が一般的なことをお話してきました。

 

では敬称を使うのはどんな相手なのか?について見ていきます。

 

スペイン語で「〇〇さん」を付けるには

「〇〇さん」にあたるスペイン語は性別や婚姻状況によって変わります。

 

苗字(もしくは名前)の前に以下の敬称を付けます。

 

男性に対して  :Señor(セニョール)※婚姻状況に関わらず

既婚女性に対して:Señora(セニョーラ)

未婚女性に対して:Señorita(セニョリータ)

 

例えば「ゴンザレスさん(男性)」ならSeñor Gonzalez (セニョール・ゴンザレス)。

 

どんな人に対して使われるのか?

 

➢ 役職が上に人(部長以上)

役員はDirector(ディレクトール)、社長は Presidente(プレシデンテ)と、名前の前に役職を付けて呼ぶこともあります。

 

➢ 社外の人間

取引先に対しては基本的に敬称をつけるのがマナー。

しかし、関係の良好な相手になればフランクに名前で呼び捨てすることが多いです。

 

➢ 相手の名前が分からない場合

例えば銀行や飲食店などサービス業の人達が不特定多数のお客さんに対して呼びかける場合は、”Señor(セニョール)”、などと敬称のみで使用されます。

「お客様」

 

女性の呼び方問題 ~結婚してるかどうかどうやって分かるの?

上記した様に、既婚女性はSeñora(セニョーラ)、未婚女性はSeñorita(セニョリータ)と呼び方が区別されています。

 

しかし女性に婚姻有無を聞くのは失礼。

特にビジネスの場で聞くのはセクハラにあたる行為。

 

では、どうやって確認するのか?

 

答えは、『誰かにこっそり聞く』

 

相手の女性が同僚の場合、他の同僚に「彼女はセニョーラ?セニョリータ?どっち?」と聞きましょう。

 

では、誰も知らない場合や社外で分からない場合は?

 

この場合はいくつか対策があります。

 

➢ とりあえずSeñorita(セニョリータ)と未婚の敬称を使う

 

➢ 本人に呼び方を聞く

要注意ですが、婚姻有無を聞くのではありません!

 

「あなたのことをどのように呼べば良いですか?」と聞くということです。

 

その場合、「ラウラと呼んで」もしくは「セニョーラ・ラウラと呼んで」

など言われるのでその通りにすれば良いだけ。

 

婚姻有無が分からない回答もありますがこれで呼び方問題は解決となります。

 

➢ Licenciada(リセンシアーダ)

Licenciada(リセンシアーダ)とは学士のことで、ビジネス上で相手を呼ぶ時によく使います。

 

この肩書きについての詳細は後述します。

 

➢ 外国人だから使えるMs.

上記のようなやりとりが煩わしい場合の簡単な方法。

 

それは英語のMs.を使っちゃうことです。

 

英語では婚姻有無に関わらず女性への敬称。

 

ここは外国人であることを大いに利用します。

 

➢ 日本企業であれば「〇〇さん」

こちらも逃げの最終形態。

 

メキシコ国内では周知されていませんが、日本企業に勤めているメキシコ人は「〇〇さん」という言葉と意味を知っている人は多いです。

 

実際、この方法が現地にいる日本人の間で最も多用されている方法だと思います。

 

肩書きへの強いこだわり

メキシコの特徴のひとつとして、メキシコ人は自身の学歴にプライドを持っており、肩書きに対して強いこだわりがあると感じます。

 

例えば先述したLicenciada(リセンシアーダ)。

※男性の場合はLicenciado(リセンシアード)

 

4年制大学を卒業した証である学士の称号であり、それを敬称として使用するケースが多いです。

 

働くメキシコ人男はみんなインヘ?

また学士の中でも専攻を重要視することもあります。

 

最も良く聞くのはIngeniero/a(インヘニエロ/ラ)

エンジニアという意味で、技術関連の専攻分野を卒業した人はその分野に従事している人に対して使われます。

 

同僚同士でInge(インヘ)と呼び合うのをよく耳にします。

 

因みに他にも色々な肩書きがあるのでいくつかご紹介します。

 

➢ 修士 Maestro/a(マエストロ/ア)

エストロは日本でも「巨匠」みたいな意味で良く使われます。

メキシコでも「先生」大学院を卒業した人はこの称号を使用できます。

 

➢ 博士 Doctor/a(ドクトール/ア)

ドクトールはドクターなので「医者」と思われがちですが、博士課程を卒業した人に使われます。

 

➢ 法学科を卒業した人 Abogado/a(アボガド/ア)

アボガドは弁護士という意味で知られていますが、たとえ弁護士でなくても法学科を卒業しただけで

「私はAbogado/a(アボガド/ア)=弁護士です」

と言えてしまうので仕事の依頼をする際は注意が必要です。

 

呼び方はそれぞれの好みでチョイス。

 

人によってはこの肩書きを付けて呼ぶよう注文してくる人も。

 

例えば・・・

メキシコ人 A :「(フランクに)ねえ、ラウラ!」

ラウラ    :「”Ingeniera(インヘニエラ)・ラウラと呼んで!」

・・・といった感じです。

 

一部のメキシコ人ではありますが、彼らにとって肩書きで呼ばれることは自身の誇りでありこだわりなのでしょう。

 

どうやって学歴を知るのか?

 相手を肩書きで呼ぶには、当然相手の肩書きを知る必要があります。

 

ビジネスシーンでどのように確認するのか?

 

彼らの名刺、メールの署名で確認することができます。

 

実際には、学士を持っていなくてもLicenciado/a(リセンシアード/ア)と呼んだりしていて、ニュアンスとしてはより仕事のプロな感じがするので使っているのかなと感じます。

 

社内外でどちらでも呼び方は変わらない

日本では話す相手によって第三者の呼称を変えています。

 

例えば、自分の会社の社長のことを話す時、社内では「サトウ社長」、社外では「サトウ」と言い分けていますが・・・

 

メキシコ含む欧米諸国では社内外ともに「サトウ社長」と呼び方を変えることはありません。

 

おわりに

 以上、シチュエーション別での相手の呼び方やメキシコでの特徴をお伝えしました。

 

メキシコで働く方のご参考になれば、そうでなくても「なんか複雑な呼び方がいろいろあるのね」と思っていただければ幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

【メキシコ生活情報】苦手な銀行手続き ~知っていると便利な暗黙のルールと心得

メキシコ情報を発信しています。

 

本日のテーマは、メキシコで生活する上で欠かせない銀行での手続きについてです。

 

銀行に行く前に知っておくと便利なあれこれをまとめましたので、ご参考になれば幸いです。

 

 

営業時間

大手銀行は平日AM9:00~PM16:00までが一般的。

 

土曜は一部で午前中のみ。時間は場所により様々。

 

営業しているか不明な場合は、行く前に要確認。

土曜はかなり混み合うため平日に行ければベターです。

 

また、メキシコは15日と月末が給料日のため、この日は大混雑します。

可能であれば避けた方が良いです。

 

整理券をとる

日本と同様、銀行に到着すると入口に整理券の配布機があるので、目的をボタンで選んで整理券を取り順番を待ちます。

 

配布機の近くに担当スタッフがいるので、目的を言えばスタッフが整理券を渡してくれます。

 

待っている間のルール(マナー)

待合いホールで順番を待ちます。

 

ここでの決まりとして、携帯の使用は禁止です。

 

電話をはじめ、携帯画面を見るのもNG。

 

銀行支店ごとに警備員が必ずおり、注意されます。

 

また、帽子やサングラスも禁止。

 

こちらも防犯上の理由です。(防犯カメラに映った時の犯人像が良く見える様に) 

 

ひたすら待つ

とにかく待ち時間が長い!

 

 日本も長いですがメキシコはもっと長いです。

 

もしかして飛ばされちゃったんじゃないかと心配になるほど。

 

しかし前述の通り携帯電話をはじめとした通信機器は使えないので、紙の本を持っていくことをお勧めします。

 

大金を扱う時は注意

大金を引き出して外を出歩くのは極力避ける

大口の現金を持って出歩くのは危険。

 

銀行で引き出すということは、あなたがお金を持っていることを銀行員が知っている訳で、外で待つ仲間へ連絡して強盗・・・という手口もあるようです。

 

できるだけおろさないようにしたいところです。

 

こちらについては別記事でご紹介していますので興味がありましたらご覧下さい。

➢ 最も安全なお金の引き出し方

➢ 外出時の防犯対策

 

周りに金額が分からないようにひと工夫

やむを得ず大口の金額を引き出したり送金手続きする時などの対策として、金額は紙に書くなどして周りの人に分からない様にすることをお勧めします。

 

一度、かなりの大金を送金した時に、

銀行員『〇〇〇ペソの送金、これで良いのね?』とめっちゃ大声で言われて嫌だった記憶があります。

 

日本では特に気にもしないかもしれませんが、メキシコでは『そんな大金を送金できるような金を持っている人間=金持ちか?』と思われるだけでも危険です。

 

手続きする際に担当者へ予め、金額は紙に書いてもらうようにお願いした方が安心です。

 

窓口対応にて

提示を求められる書類を準備

手続きの内容によりますが、よく提示を求められる書類は以下の通りです。

 

必ず必要なものから、手続きによってはいらないものまでありますが、担当によって必須と言われることも。念のため持っていくことをお勧めします。

 

・身分証明書

・パスポート

・ビザ

・住所が分かる公共料金の請求書

 

通帳・印鑑はなし

日本では口座を作ると通帳が渡されますが、メキシコには存在しません。

 

また、印鑑も必要ありません。

 

担当者の名前と確認事項をメモ

メキシコではあるあるですが、銀行の担当者によって言うことが変わります。

 

担当者の名前と、確認した内容はメモしておきます。

 

どこまで役立つかは別として、後々トラブルが起きた際の記録としておきます。

 

煩雑な手続きにはスペイン語通訳同行必須

こちらも銀行によりますが、いち支店にいる銀行員の英語力は低いです。

 

英語での細かい交渉はあまり期待できないため、スペイン語が必須。

 

加えて携帯電話の使用が禁止されておりリモート通訳ができないため、通訳の同行が必要となります。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

筆者自身、銀行での手続きには何度も痛い目に遭わされており、少しでもお役に立てたら幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

【スペイン語】家族・親戚の呼び方総括リスト ~パパママからお義母さんの呼び方まで

メキシコ情報を発信しています。

 

今回は、スペイン語での『家族・親戚』の呼び方についてご紹介します。

 

単語だけでなく、実際に相手をどのように読んでいるのか?を中心にお話ししたいと思っています。

 

メキシコのスペイン語のため、他のスペイン語圏の国々とは異なる点もあるかもしれませんが、ご参考にしていただければ幸いです。

 

家族との繋がりが深く、何よりも大事にするメキシコ人らしい特徴もあるので、そのあたりも合わせてご紹介していきます。

 

 

家族・親戚のスペイン語リスト

まずは単語帳を作りました。後に詳しく説明していきます。

日本語 スペイン語 スペイン語(呼称)
家族 Familia -
Padre Papá/Papi/Pa
Madre Mamá/Mami/Ma
両親 Padres -
兄弟 Hermanos -
姉妹 Hermanas -
Hermano mayor 名前
Hermana mayor 名前
Hermano menor 名前
Hermana menor 名前
祖父母 Abuelos -
祖父 Abuelo Abuelo(アブエロ)/Abuelito(アブエリータ)
/Abue(アブエ)
祖母 Abuela Abuela(アブエラ)/Abuelita(アブエリータ)
/Abue(アブエ)
息子 Hijo 名前 /Mi hijo
Hija 名前 /Mi hija
孫息子 Nieto 名前 /Mi cielo /Mi vida /etc…
孫娘 Nieta 名前 /Mi cielo /Mi vida /etc…
Esposo/Marido 名前 /Mi amor
Esposa/Mujer 名前 /Mi amor
親戚 Pariente -
祖父母 Tíos -
叔父 Tío Tío /Tío *名前*
叔母 Tía Tía /Tía *名前*
Sobrino 名前
Sobrina 名前
いとこ(男) Primo 名前
いとこ(女) Prima 名前
義理の父 Suegro Señor *名前*
義理の母 Suegra Señora *名前*
義理の息子 Yerno 名前
義理の娘 Nuera 名前
義理の兄弟 Cuñado 名前
義理の姉妹 Cuñada 名前

 

 

パパとママ

Padre(パドレ)、Madre(マドレ)は父親・母親という意味で、呼びかける時にはPapá(パパ)、 Mamá(ママ)と言います。

 

ちなみにパパは2つ目のパを強く発音。(パ

1つ目のパを強くすると(パ)ローマ法王になるのでご注意。

 

Papi(パピ)、Mami(マミ)は英語で言うDaddyやMommyにあたり、小さな子供たちが使います。

 

ちなみにこのPapi、Mamiは別の意味合いもあり、特にカリブ海諸国では異性の恋人や友人、ナンパ相手などに使われます。

コロンビア人歌手シャキーラのRabiosaという歌でも出てくるので気になる方は聞いてみて下さい!

 

www.youtube.com

 

脱線しましたので本題に戻ります。

 

Pa(パ)、Ma(マ)も家族間の会話で時々耳にします。

例えば何気ない会話でフランクにGracias, ma. 「ありがとうママ」という感じで使っています。

 

お兄ちゃん、お姉ちゃんとは呼ばない

英語圏と同様、スペイン語でも「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」にあたる呼び方が存在しないため、年齢に関わらず名前で呼び合うのが通例です。

 

呼び方以外にも、自分の兄弟のことを話す時に「僕のHermano(エルマノ)が・・・」と、mayor(マジョール)「年上」なのかmenor(メノール)「年下」なのかを省くことが多く、兄か弟どちらなのか分からないことが往々にしてあります。

 

日本の他、中国や韓国でも単語で兄か弟どちらかはっきりしているようですが、それに比べて欧米諸国では年齢はあまり重要視されていないことの表れなのかもしれません。

 

創意工夫を凝らした呼び方で愛情表現

縮小辞の多用は名前にも

スペイン語では小さいものを表現する縮小辞を表現する時に、語尾に以下を付けたします。

 

-ito(イート)/-ita(イータ)

-illo(イージョ)/-illa(イージャ)

 

分かりやすい例が、セニョリータ。

Señora(セニョーラ)は既婚女性。

それに対して未婚女性は縮小辞を付けてSeñorita(セニョリータ)。

 

小さいという意味以外にも様々な意味合いで用いられ、特にメキシコ人ははこれを多用します。

 

名前にも愛称として用いられます。

 

例えばJuan(フアン)さんだったらJuanito(フアニート)で、「フアンちゃん」みたいな感じに。

 

おじいちゃん、おばあちゃんの可愛い呼び方

祖父・祖母のことをAbuelo(アブエロ)、Abuela(アブエラ)。

実際に彼らをこう呼ぶ人もいますが、若干堅苦しい印象を受けます。

 

ちょっと可愛らしく言うのであれば、前述した縮小辞を活用してAbuelito(アブエリート)、Abuelita(アブエリータ)。

 

さらにくだけた呼び方でAbue(アブエ)もよく耳にします。

こちらは祖父母ともにAbue(アブエ)です。

 

愛だの空だの人生だの

メキシコ人は、とにかくあらゆる言葉を駆使して愛情を表現することに長けていると感じますが、それはスペイン語の多彩な表現方法にあると思います。

 

パートナーや子供たちに対してMi amor(ミ・アモール)「愛する人」と呼んだり。

 

Mi cielo(ミ・シエロ)「私の空」

Mi vida(ミ・ビダ)「私の人生」

などなど、他にも数えきれない言い方が。

 

日本語では言わないですよね、家族を呼ぶ時に「愛する人」「私の空」「私の人生」。

・・・う~ん、違和感。

言えますか?もしいま、近くにご家族がいたらちょっと言ってみて下さい。

 

とにかく、スペイン語とは愛情爆発の表現方法が多彩な言語でもあります。

 

他人にも使う「息子よ」「娘よ」

自分の子供に対しては基本的に名前で呼びますが、Mi hijo(ミ・イホ)「息子よ」、Mi hija(ミ・イハ)「娘よ」と呼ぶこともあります。

 

これは実際の血縁上の子供でなくても、年配者が年の離れた知り合いに対しても使うことも。

 

家の中に同じ名前が続出する件

メキシコでは自分の子供に同じ名前を付けることが多いです。

 

例を挙げると父親もJuan(フアン)、長男もJuan(フアン)、そしてその息子も(フアン)。みんなJuan(フアン)。

親子3世代で同居していたら一人を呼ぶにも一苦労です。

 

実際には、前述のような色々な言い方を交えて使い分けているようです。

 

叔父さん、叔母さんがいっぱい

親戚の叔父・叔母のことを呼ぶ時は、「叔父/母」という意味であるTío(ティオ)/Tía(ティア)と読んだり、その後に名前を付けてTío Manuel(ティオ・マヌエル)「マヌエル叔父さん」と呼ぶのが一般的です。

 

メキシコあるあるですが、このTío(ティオ)/Tía(ティア)がやたらいっぱい出てきます。

というのも、この国では家族ぐるみで親しくしている年上の人は血縁がなくても、Tío(ティオ)/Tía(ティア)と呼ぶためです。

 

筆者自身、あるメキシコ人から「彼は僕のTíoのマヌエルおじさんだよ」と紹介されて「叔父」だと思っていたら、実はお父さんのお友達だった。。というようなケースに何度も出くわしました。

 

親戚と呼べるほどの親しみを込めて使われているのだと思いますが、何ともややこしいシステムです。

 

因みに、スペインでは友人に対してTío(ティオ)/Tía(ティア)を使いますね。メキシコでは使われず、同じスペイン語圏でも単語の使われ方が様々だと感じます。

 

義理の家族のことを何と呼ぶ?

お義父さん、お義母さんとは言わない

日本の場合、義理の両親に対して(義理という文字をあてて)「おとうさん」「おかあさん」と呼びますが、メキシコにそれにあたることばはありません。

 

メキシコ人の場合、義父をSeñor(セニョール)、義母を Señora(セニョーラ)と呼びます。

 

Señor(セニョール)、Señora(セニョーラ)とは、既婚の男性・女性に使われる敬称です。

 

義理の兄姉は名前

そして義理の兄・姉に対しても「おにいさん」「おねえさん」とは呼ばず、お互い名前で呼び合います。

 

日本では(義理で)家族になるという概念が残っているのでしょうが、メキシコではあくまで他人という立場なのだなと感じます。

 

親しい友人が親戚みたいに扱われるのに、家族と婚姻した人物は他人扱いなドライぶり。当人同士の気持ちが影響されているところがある意味はっきり出ていて分かりやすくもあります。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

基本的に、名前の呼び方は欧米諸国(英語をはじめとしたラテン語の派生言語の国々)と似通っています。

 

スペイン語圏、特にメキシコ独特の面白い呼び方もあるので、機会がある方は注目してみて下さい。

 

機会がなくても、メキシコ家庭の一風景を想像して楽しんでいただけたら幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

【スペイン語】通訳泣かせの日本語表現 『よろしく』を場面別に通訳する

 

業務上、日本語⇔スペイン語の通訳を行う機会が多々あります。

 

共通点のない言語に文化的背景の違い、加えて日本人は曖昧で間接的な表現を好んで使用することから、どのように通訳すべきなのか毎回悩まされています。

 

今回はそんな通訳泣かせの表現の代表格である、「よろしく」という言葉に注目してみました。

 

シーン別に分けて、それぞれ《例文》《意味》《スペイン語訳》《スペイン語解説》《通訳メモ》の項目順にお話ししたいと思います。

 

 

挨拶として

最も一般的な使い方は挨拶です。

 

《例文》

はじめまして。どうぞよろしくお願いします。

 

《意味》

初対面の人と挨拶する時に使うお決まりの表現。

 

スペイン語訳》

Mucho gusto. (ムーチョ・グスト)

 

スペイン語解説》

 Muchoは「沢山」、gustoは「喜び」という意味。

初対面の人との挨拶で用いるスペイン語の常套句なのでそのまま覚えればOKです。

 

《通訳メモ》

 日本語の「はじめまして」も「よろしく」も直訳できるようなスペイン語はないため、スペイン語の挨拶で良く使われる表現を当てはめています。

 

この他にスペイン語教科書に必ず出てくるのはEncantado/a. (エンカンタード/ア)ですが、メキシコではあまり使われません。

 

感謝の気持ちを伝える

取引先との会議ともなると、「よろしく」のカオスです。

よく聞くフレーズがコチラです。

 

《例文》

本日はどうぞよろしくお願いします。

 

《意味》

進行担当による会議の冒頭での発言。

 

スペイン語

Gracias por su tiempo hoy.(グラシアス・ポル・ス・ティエンポ・オイ)

 

スペイン語解説》

Graciasは「ありがとう」、por su tiempoは「あなたの時間を」、hoyは「今日」。

つまりは、「今日はお時間をいただきありがとうございます」という意味になります。

 

《通訳メモ》

スペイン語での言い方は色々ありますが、言いやすい一例を選びました。

 

日本語では曖昧表現や謝ることばを良く使いますが、スペイン語圏では真逆で主語述語がハッキリしており謝る代わりに感謝を述べる傾向が強いです。

 

 

指示やお願いをする時

《例文》

じゃ、それよろしくね。

 

《意味》

上司から部下へ、ある仕事をするように指示しているシーン。

やるべきことの内容を言い終えた後のひとことです。

 

スペイン語訳》

 Te lo encargo. (テ・ロ・エンカルゴ)

 

スペイン語解説》

encargarは「任せる」という意味。

Teは「君に」、loは「それ(任せられた仕事のこと)」

 

より強調したい時には、Te lo encargo mucho. などと言ったりします。

 

《通訳メモ》

実際の通訳現場にて、

「まあ、その辺は君に任せるから適当によろしくやってよ」

といわれてTe lo encargo mucho.と訳したこともあります。

 

ビジネスシーンらしからぬ乱暴なセリフですが、日本人間では割と良く使われるフレーズです。

 

(こっちがわざわざ指示しなくても、やるべきこと分かるでしょ?)

 

・・・という話し手の気持ちを感じ取るものですが、倫理的な部分でとても直訳できないのでここは「任せる」ということばだけ切り取ります。

 

このビジネスシーンでの指示やお願いの仕方については別の記事にて詳しく書いています。興味のある方は読んでみて下さい。

 

*関連記事*

sunana.hatenablog.com

 

今までの継続の確認として

《日本語例文》

 今後ともよろしくお願いします。

 

《意味》

これからも連絡を取り合って、良い取引関係を継続していきましょう。

というニュアンスが込められています。

 

スペイン語訳》

 Estamos en contacto.(エスタモス・エン・コンタクト)

 

スペイン語解説》

Estamosは状態を表す動詞、en contactoは「連絡をとる」。

 

類似表現として、Seguimos en contacto.も良く使います。

 

《通訳メモ》

ここでの「よろしく」に込められた意味を全て訳すとしたら、

Estamos seguros que va a ser una relación próspera para ambos. 「お互い良い関係を築いていきましょう。」

みたいな長~い分になってしまうので、ここは要所のみ切り取りました。

 

気遣いとして

 

《日本語例文》

 〇〇さんへよろしくお伝えください。

 

《意味》

その場にいない人に対して気遣う時のひとこと。

今回はお会いできず残念ですが、次回お会いできるのを楽しみにしています、と言いたいのを「よろしく」の4文字にまとめています。

 

スペイン語訳》

 Salude a 〇〇 de mi parte. (サルーデ・ア・〇〇・デ・ミ・パルテ)

 

スペイン語解説》

Saludar a は「~へ挨拶する」、de mi parteは「私から」という意味。

 

《通訳メモ》

 こちらは日本語・スペイン語共に決まり文句で使われるタイミングも同じなので迷いなく通訳できるところです。

 

それにしても、非日本語圏の方々が悩まれそうな分かりにくい日本語だなと思います。

 

「よろしく」って、何をよろしくなの?と思うのでは・・・

 

メールの結び

 最後に、翻訳の一例にも触れたいと思います。

 

《日本語例文》

よろしくお願いします。 

 

《意味》

メール文末に結びとして入れる一文。

 

スペイン語訳》

Saludos. (サルードス)

Saludos cordiales. (サルードス・コルディアレス)

 

スペイン語解説》

スペイン語メールで結びとして添えるフレーズ。

 

saludosは「挨拶」、cordialesは「心からの」

cordialesを付けるとより改まった言い方となります。

 

因みにこのフレーズはほぼ毎回使用するため、あらかじめメールの署名欄に登録しているメキシコ人が多いです。

 

《翻訳メモ》

 お決まりフレーズなので特に苦労なく翻訳できると思いきや、

 

「お忙しいところ大変お手数おかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。」

といった表現に出会うことが良くあります。

 

というか筆者も日本人宛てのメールで良く使います。

 

「お手数ですが・・・」「申し訳ありませんが・・・」の様な言い方をメキシコではしないので、翻訳時には悩みます。

 

直訳することも可能ですが、現地で良く使われるフレーズとして、

Gracias de antemano por su ayuda. 「ご協力に感謝します」と翻訳しています。

 

おわりに

 筆者の場合は、意味に加えて気持ちが伝わる訳を心がけており、その結果意訳となってしまうケースが多々あります。

 

プロの通訳ですと失格なのかもしれませんが、日本とメキシコの文化の違いを埋めることも通訳の仕事だと思って日々もがいています。

 

スペイン語と接する機会があれば是非活用していただけると幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。