メキシコに暮らす

メキシコ生活・スペイン語学習の情報発信ブログ

【メキシコのチップ相場】どの場面で・いくら払えばいいの?

メキシコに関することを雑多に綴っています。

 

本日のテーマは『チップ』です。

 

メキシコはチップ文化の根付いた国であり、中にはチップのみで生計を立てている人もいます。

 

スペイン語ではPropina(プロピーナ)と言い、あらゆる場面でチップを支払う必要がでてきます。

 

チップ制度のない日本人にとっては戸惑うことが多くあります。

 

ここでは、筆者がメキシコで生活するにあたり、

「どのような場面でいくらのチップを払っているか?」

 筆者の体験や個人的意見を含めてレポートさせていただきます。

 

参考:1メキシコペソ=4.4円(2020年4月29日現在)

 

 

 

 

 

食事処で

◆ レストラン・カフェテリア(会計金額の10~15%)

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飲食店でのチップは10~15%と言われています。

 

と言われると、

「で、結局どっちで払えばいいの?!」

と混乱されることと思います。

 

いち地方都市に住む筆者の経験上ですが、

実際には10%が多いと感じます。

 

特別なケースの場合は15%払うこともあります。例えば・・・

「すごく良いサービスだった!」

「こちらが迷惑をかけてしまった」

「個室を予約した」

等々です。

 

サービスが悪かったら払わなくても良いのか?

レストランに関しては、「満足しないからチップなし」は基本NGです。

理由は、「サービスの対価」ではなく、「マナーとして払う」ことになってしまっているからです。

 

日本人には納得しがたいシステムですが、メキシコでは文化として根付いてしまっているのが実情です。

 

とはいえ、

最悪のサービスを受けた場合は、払う必要はありません。

(上記と矛盾しますが・・・)

もしくはクレーム代わりの意思表示として、「1ペソだけ置く」

といった対応を取っても良いんです。

(その場合は、ウェイターとの喧嘩覚悟で)

 

チップの支払方法は?

チップの支払い方法とタイミングは以下の通りです。

 

《現金払いの場合》

1. 会計を済ませた後、チップ分を現金のみテーブルに置く。

 

2. 会計トレイにチップ分を含めて現金をおきます。

 お釣りを受け取る必要がなければ、店員が確認する前に立ち去ってもOKです。

 

 《カード払いの場合》

1. カード決済にチップ分を含めて払う

 決済端末を渡される時に、「チップを●%入れて下さい」と伝えるだけです。

 

2. カード決済とは別に、現金でチップを払う

 チップを含まずにカード支払いし、チップ分は現金でテーブルにおきます。

 

◆ 個人経営の食堂(会計金額の10%)

少し迷うのがこのタイプの食事処。

メキシコには自宅の一部を改装して小さな食堂を開いているところが沢山あります。

 

筆者の場合、10%+α(お釣り端数)を払っています。

 

こういった場所は家族経営が多く、

その家のお母さんやおばあちゃんが家庭料理を出してくれます。

 

個人的に応援したい!という気持ちがあるので、ちょっと多めに置いています。

 

◆ 屋台・テイクアウト(必要なし)

基本チップは必要ありません。

 ただお会計する所にチップ箱が置いてあります。

 

「特別美味しかった!」

「対応が良かった!」

と思ったら、気持ち分(5~10ペソ、もしくはお釣り)のお金を入れても良いかと思います。

 

 

買い物する時に

◆ 袋詰め係りに(5ペソ)

スーパーのレジで支払いする際、日本では自身で袋詰めしますが、メキシコの場合、多くのレジに袋詰めする人がいます。

 

多くが年配者や子供です。

 

彼らはスーパーの従業員ではないため、給料は一切もらっていません。

 

つまり、チップだけで稼いでいるのです。

 

彼らへ渡す金額はケースバイケース。

 

個人的には、買い物点数が少ない場合はチップは必要ないと思っています。 

買い物量が多かった際に、5ペソほど渡しています。

 

・・・正直、必要のない仕事だと思います。

メキシコ人の「無理矢理どうにかして仕事を作る力」には脱帽です・・・

 

なお、現在はレジ袋の供給禁止となっており、それが今年に入ってかなりの食料品店で適用されています。

 

持参の袋に入れたり、袋なしでカートへそのまま入れることになり、彼らの仕事がなくなっているのが実情です。

 

 

車で移動する時に

車での移動時には、ことある毎にチップを払う場面が出てきます。

◆ 駐車場 (10ペソ)

まずは駐車時。

 

車の監視・誘導という名目でチップを期待されます。

また、買い物カートの片づけをしてくれることも。

値段は10ペソ程度

 

相手からチップを要求されることはあまりなく、一見ボランティアに見えます。

が、これもメキシコでは「仕事」のひとつです。

 

用事を済ませて立ち去る際に、運転席の窓からコインを渡すのが主流です。

 

◆ 洗車時(10~20ペソ)

メキシコでは自動洗車した後に、数人で車体の乾拭きや車内の掃除をしてくれるので、最後の受け渡しの際にチップを渡します。

 

個人的にはその仕事内容と時間からして、10ペソで良いと思っています。

・・・が、今までの彼らの反応を見ると、20ペソ欲しいんだろうなという印象です。

 

そのため、金額はその時の車の汚れ具合で決めています。

 

◆ ガソリンスタンド(10~20ペソ)

ガソリンスタンドも洗車同様の相場です。

 

激汚れの窓拭き、タイヤ点検など色々としてもらった場合は

「虫だらけのフロントガラス拭いてくれて・・・ありがとう!」

という気持ちで20ペソあげています。

 

◆ タクシー(必要なし)

タクシーの場合、チップは必要ありません

 

ただ、最近はUberで乗車した際にアプリ上での決済前に「チップを入れますか?」という質問があります。 

 

もちろん「なし」にしてもOK。

大きい荷物をお願いしたり、手間をかけたら払っても良いかと思います。

 

宿泊先で

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 ホテルのランクにもよって変わってきますが、相場は以下の通りです。

◆ ベルボーイ(10ペソ)

ホテルの玄関から部屋まで荷物を運んでくれるベルボーイ。

部屋に着いた時にチップを渡すのが一般的です。

 

払いたくなければ、「自分で運ぶから大丈夫、ありがとう!」

と言えばOKです。

 

◆ ハウスキーピング(20ペソ)

ハウスキーパーさんへのチップとして、宿泊している部屋に置きます。

 

連泊の場合、チップを置いても受け取られずそのままのことがあります。

ベッド横のテーブルスタンドに「ありがとう!」とメッセージを添えてお金を置けば分かりやすいです。

 

オールインクルーシブの場合は払う必要あり?

それこそ全てのサービスが含まれて然るべきなので、本来は払う義務はありません。

ただ、実際はチップを期待されています。

 

筆者の場合は、対応が良い時や、長居しすぎたなと思った時に、チップを置くようにしています。

 

アドバイスとしては、2日以上滞在するのであればチップを置くことをお勧めします。

 

接客側も人間。やはりチップをくれる人には好印象を持ち、翌日のサービスも良くなるというものです・・・。

 

逆にチップを置かないことで、次回利用する時の対応がおざなりになると悲しい気持ちになります。

 

観光地で

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観光地ではチップを渡す場面が多くあります。

 

◆ ツアーガイド(20ペソ~)

ツアー利用時や各観光施設でガイドさんに案内や説明をしてもらうことが良くあります。

 

中には、学生さんなどボランティアでガイドをしている方もいます。

 

金額はガイドの内容によりますが、大体20ペソ~で、ツアーの最後に渡しています。

 

家族や友人同士で金額を合わせて渡すこともあります。

(例えば、友達4人で旅行していたら、50ペソ札で払ったり・・・見栄えも◎)

 

◆ バス運転手(20ペソ~)

また、ホテルから目的地へ移動する際、無料のシャトルバスやバンが出ています。

 

筆者の感覚としては、大型のバスの場合、払う機会は少ないです。

 

ただ半日/日中ツアーなどで、長時間利用し、何度も乗り降りするようなバスの場合、最後にチップを払って「ありがとう」の気持ちを伝えるのが良いかなと思います。

 

◆ 公衆トイレ(5ペソ)

観光先でお手洗いに行きたくなった時・・・

公衆トイレに寄ることがありますが、ほとんどのトイレが有料(定額)です。

場所によっては金額が決まっておらず、チップを求められることがあります。

 

有料でも恐ろしく汚いトイレがある一方で、

無料でもキレイで水が流れ手を拭く紙まである時は、お掃除の人に感謝する意味でチップを手持ちの小銭(~5ペソくらい)払うことがあります。

 

観光地でチップを出し惜しみするのは無粋なの?

メキシコの観光地で働く人々。

基本給とは別に、チップを稼ぐことにより生活が成り立っている方が多いです。

 

 

「オールインクルーシブで値段高いけど全部込みだからと思って払ったんだ!」

という方は、もちろん支払う必要はないです。

 

ですが実際は、

「周りの人がみんなチップ出してるから・・・」

「この人、チップを待ってるのかな・・・」

払わざるを得ない雰囲気になります。

 

ですので、チップのことも考慮して、旅行の予算を事前に考えておくのが良いかと思います。

 

個人的には、せっかくの旅行に来てまでお金でもめたくないです。

そのため筆者の場合は、気持ちの良いサービスであれば払うようにしています。

 

 

 

おわりに

以上が、シチュエーション別のチップ相場でした。

 

繰り返しになりますが、メキシコのチップは強制ではなく、あくまでも「心づけ」

サービスが悪いのであれば、払う必要はありません。

 

ただし、サービスの質云々とは関係なく、チップという慣習があまりに根付いており、払うのが当たり前」になってしまっているため、払わない側が「ケチ」とか「教養がない」とみなされるのも事実です。

 

解決策としては、メキシコのチップ文化を理解した上で、自分なりのポリシーを作って対応する。

そうすることで、仮にチップが少ないと文句を言われても、割り切って後に引きずらないようにすることだと思います。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

*2020/05/05 チップトラブル体験談を追記しました。

ご参考まで・・・

sunana.hatenablog.com