メキシコに暮らす

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【海外ではありえない!なくなってほしい日本企業の習慣】お茶汲みは女性社員の仕事?!

現在メキシコで働いている筆者ですが、日本でも勤務経験があります。

 

日本で働いていた会社は、典型的な日本の中小企業といった感じでした。

 

あの頃は当たり前だと思っていたことが、

日本企業特有の習慣であり、「いらない!なくすべき!」と思うことが沢山あります。

 

今回はその中で、『女性社員のお茶汲み仕事』についてお話ししたいと思います。

 

書いていくうちに昔を思い出してだんだん腹が立ってきました。

ほとんど愚痴になってしまいましたが、よければどうぞお付き合いください。

 

 

 

はじめに ~男女差別だ、というのをメインに言いたいのではない

まず最初にお伝えしておきたいのは、男女差別に関する個人的な考えです。

 

私自身は、一般生活や仕事上の職務に当たって、男女間で差が出るのはある意味当たり前だと思っています。

 

人には得手不得手があり、男女間での体格や性質の差が出やすいためです。

 

例えば、男性には

重いもの持つのはやってもらったり・・・

何か大きなものが壊れた時に直してもらったり・・・

(当たり前のようにやらせている感もあります)

 

その代わりとして女性も得意なことをする。それがたまたま台所仕事であった。

・・・というのであれば問題の無いことだと思います。

 

適材適所ということで。

 

それを踏まえた上でも、「いや、これおかしーでしょう」

と思ったので今回のテーマにしました。

 

別に「女がー」でなくても、いらない習慣だと思ったことなのですが、

筆者の勤めていた会社での経験をもとにお話しします。

 

お台所担当の仕事内容

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お台所担当って何?

ここでの「お台所担当」とは:

 

会社の給湯室を整理・整頓・清掃したり、飲み物を出したり下げたりする担当のことです。

 

一日のルーティン

その会社は、女性社員だけにお台所担当が当番制で回ってくるような職場でした。

 

お台所担当となった時のとある一日を振り返ってみます。

 

① 出社朝イチで台所(=給湯室)へ

 

② 洗っていない食器を片づける

  *使った人、自分で洗おうよ・・・とは言えません

 

③ ポットのお湯を沸かす

  *1日に何度か様子を見に行ってお湯を補充します。

  *お湯が切れていると怒られるので注意です。

  *湯沸かし中だとイライラされるので、タイミングを見計らって急いで沸かしましょう。

 

④ テイクフリーのお茶やコーヒー、お菓子を補充し整理する

  *これも1日に何度か確認して補充、散らばっていれば整え直します。

  *乱雑になっていると注意されます。気づいたならやってくれれば良いのに、とは決して思ってはなりません。

  *紙コップ厳禁。陶器のカップを使います。

 

~とりあえずここまでを始業前までに行うのが望ましいです。

 

⑤ えらい人達にお茶を出す

  *さて、仕事が始まりました。えらい人達にはお茶をお出しします。

  *緑茶・コーヒー・紅茶等、その人の好みの飲み物を淹れ分けます。

  *濃さ、砂糖やミルクの有無も把握済みです。

 

⑥ お茶回収、からの片づけ

  *えらい人達に出したお茶が飲み終わった頃を見計らって、お茶を下げます。

  *まだ残っている人は、もうしばらくしてからまた見に行きましょう。

  *食器を洗います。乾かさずそのままにしていると怒られるので、布巾で拭いて素早く片付けましょう。布巾は消毒して乾かします。

 

⑦ 帰社前に台所を片付ける

  *1日の最後に、台所の片づけを行います。

  *誰かの置きっぱなしの食器もまとめて片づけましょう。

  *ポットのお湯を抜いて乾かします。でもまだ残業している人もいるからそのままの方が良いかも。どーすりゃいいの。

  *冷蔵庫や戸棚の整理整頓、掃除も行います。ここが汚いと、後から怒られます。

 

~ここまでが一日のルーティーンです。

 

随時やること

⑧ お菓子を出す

  *社員からのお土産や、客先からいただいたお菓子を配ります。

  *数が足りるように、お菓子の数と現在オフィスにいる社員の数が同数になるように気を付けます。

   *品によっては切り分けて容器に入れて皆に配ります。

 

⑧ 来客時

  *もちろん、来客時にも必ずお茶を淹れます。

  *これは女性社員でなければなりません。男性社員が淹れたお茶は美味しくないそうです。

 

⑨ その他いろいろな場面で

  長くなる会議(⇐ここ大事)にも女性社員がお茶を淹れます。

 

お台所担当の時の仕事は、以上です。

 

あ・・・忘れてた。

 

⑩ 自分の仕事

   残業して挽回します。

 

本来の仕事が全然進まない問題

上述の通り、お台所担当となった日には、本来の仕事が進みやしません

 

忘れていたり、片づけが行き届いていないと怒られます。

 

ひいては、他の女性社員にも迷惑がかかることとなり、女性社員同士でのクレームも発生・・・何たる悪循環・・・

 

メキシコでの「お台所担当」はどうなっているの?

さて、表題には「海外では・・・」と偉そうに銘打ちましたが、

ここでは筆者が働くメキシコを参考にしてみたいと思います。

 

筆者が勤務しているメキシコの会社にも、給湯室が存在します。

 

お茶くみ担当は?

まず、社内間での意味のないお茶出しは存在しません。

 

各自で用意したコップに、各自で用意した飲み物を、各自で用意し、各自で片づけます。

 

あえて担当を挙げるならば、給湯室は総務管轄です。

 

給湯室の設備や来客用の食器・飲み物等を管理・運用しています。

 

来客時は、男女関係なく総務の担当が用意してくれます。

 

因みに私の場合は、自分が外部のお客様を迎える時は自分で準備しています。

(彼らの仕事とはいえ、時間の無駄が過ぎると思うので)

ただ、勝手に自分の担当畑を荒らされるのも嫌でしょうから、事前に声がけしています。

 

日本にいれどメキシコにいれど、社内の相手への配慮に気を揉みます。

 

掃除は誰がするの?

メキシコでは、掃除は専門の清掃業者が行うのが一般的です。

 

各企業と清掃業者の契約内容にもよりますが、給湯室も業者が綺麗にしてくれる場合が多いです。

 

メキシコは掃除は専門業者の仕事という観念が強く、

中には「掃除したことない」「掃除は私の仕事じゃない」と頑なに掃除を拒否する人も・・・

 

 *掃除についてはこちらのページで少し触れています。ご参考まで。*

sunana.hatenablog.com

 

この悪しき習慣をなくすには?

お茶汲みシステムを廃止したい!できることは?

 

 ではここから本題、このお茶汲みシステムをなくすにはどうすれば良いのか?

 

意見の通りやすい会社であれば声を上げやすいですが、こんな習慣が続いている会社なので、中々難しいと推測します。

 

勤続年数の浅い身であるとなおさら言いにくいです。

報復が怖いから・・・!

 

会社によって対策は変わってきますが、以下の様な対策が取れると思います。

 

 ➢ 他の女性社員と、同じ方向性(廃止の意向)を確認しておく

   ⇒先ずは仲間を探しましょう。

   他の女性社員も同じように煩わしさを感じているはず。

   他の人が担当の時に、お手伝いしながら雑談交じりに話してみるのと本音が聞きやすいです。

   

 ➢ 女性社員の中で上の立場の人達を味方に付ける

   ⇒この方々をないがしろにすると、大変なことになります。

   逆に賛成してくれれば、これ以上ない味方になります。

   オフレコで相談してみて、うまくいけば女性代表として動いてくれるかもしれません。

 

 ➢ 社長や総務部長へ直談判する

   ⇒中小企業の場合、社長が強い影響力を持っていることが多いです。

   もしかしたら、驚くほどすんなり廃止になるかもしれません。

   難しければ、総務部長へ相談してみるのも一案です。

   相談の際には「今の時代で・・・」「ムダな・・・」というネガティブワードよりは、廃止することのメリット(人件費削減など)を強調したほうが良いです。

 

 ➢ 社内の相談システムを活用する

   匿名の意見箱のような社内制度があれば使わない手はありません。

 

上記のいずれの方法をとる場合でも、単独行動ではなく他の女性社員と整合の上で動くことが重要です。

 

どうしても廃止できないものはどうする?

「じゃ、来客とか本当にお茶汲みが必要な時は誰がやるの?

と言われたらどうするのか?

 

そういったルールは総務が決めることではありますが、いくつか方法があります。

例えば・・・

 

 ① 総務の担当とする

 ② 新人社員(男女問わず)が行う

 ③ 来客対応する担当、もしくはその部署にて行う

 

個人的には③で良いと思います。

また、手間のかからないようにボトルウォーターにするのも一案です。

 

とりわけ新型コロナにより衛生管理が騒がれているこのご時世では対策の一つになるかと思います。

 

おわりに

現在では日本でもこのような習慣は消えつつあるものの、いまだに中小企業の一部では根強く残っています。

 

これは新しいものを受け入れるのが遅い人(特に上の立場の男性社員・・・)が多い会社の典型かと思います。

 

こういった習慣を当たり前だと思っている人を見ると、

「家でも女性陣(奥さんやお母さん)にやらせっぱなしなんろうなあ」

というのが良く分かります。

 

えらそうに色々と書きましたが、筆者自身はお茶汲みをしていた当時は当たり前だと思い嫌でも続けていました。

 

今となっては、なんであんなことずっと続けてたんだろうとモヤモヤする思い出のひとつです。

 

どうしても改善が見られないような会社であれば、早々に見切りをつけることを検討なさってはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。