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【メキシコ記事紹介】コロナ対策として発売された素敵すぎるマスクからメキシコ人の死生観を学ぶ

本日はメキシコの最近の記事をご紹介しつつ、メキシコの文化的背景にも触れてみようかと思います。

 

 

本日の記事

今回ご紹介する記事はコチラ。

 

メキシコ大衆紙Milenioの8月2日付けの記事です。

 

www.milenio.com

 

記事タイトル

『ガイコツと死者の日からインスピレーションを受けたマスクとフェイスシールド』

 

 

記事内容

とあるメキシコのアーティスト・デザイナーのグループが、ガイコツをモチーフとしたマスクやフェイスシールドを作製・販売しているという内容。

 

彼ら自身もコロナ禍の影響を受けており、普段請け負っているイベントでの作品提供が軒並みキャンセルになり、受注不足に苦心し新たな方法を模索した末に始めたビジネスだそうです。

 

その作品というのがコチラ。

 

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出典:El Volador

 

マスクにガイコツの顔の下半分がデザインされており、色鮮やかでカラフルな仕上がり。

 

マスク嫌いなメキシコ人でもつい着けたくなってしまう、はず!

 

なぜガイコツ??メキシコの文化的背景

多数の死者が出ているこのコロナ禍で、

 

なぜガイコツ??

ちょっと不謹慎では??

 

・・・と思う方がいらっしゃるかもしれません。

 

そこで、このガイコツマスクが生まれた背景を、メキシコ人の死生観を含めてお話ししたいと思います。

 

メキシコ人の死生観

その起源は植民地化前の古代アステカ文明まで遡ります。

 

アステカ時代には生贄を捧げる儀式が行われており、生贄となることは栄誉のあることとされていました。

 

ここからメキシコ人にとって『死』とは生の延長上にあり、人生の一部であると考えられるようになったと言われています。

 

死者の日とは?

現在でも、メキシコ人の死生観を垣間見ることができます。

 

それは、記事のタイトルにも出てきた『死者の日』。

 

死者の日とは、亡くなった家族や親しい人々を思い出すため、11月1日から2日にかけて行われる行事のことです。

 

地域や家庭によって違いはありますが、家に祭壇を置き、亡くなった人の写真や食べ物を飾ってその人の魂を迎え入れます。

 

日本のお盆と似ていますが、違うところはその魂の迎え方。

 

祭壇はとにかく豪華に飾り付け、迎える側のスタンスはとにかくこの行事を楽しむこと。

 

地域によっては、お墓を豪華に飾り付けてお酒を飲みどんちゃん騒ぎするところも。

 

日本では不謹慎ですが、メキシコでは死者と共に楽しく過ごすという観念のもと、一種の『お祭り』となっているのです。

 

ガイコツに親近感?!

この死者の日に必要不可欠な存在が、ガイコツ。

 

日本ではつい嫌煙してしまいますが、メキシコでは生活に根付いたものです。

 

死者の日が近づくとガイコツで家を飾り付け、ガイコツ型のチョコレートが売り出され、ガイコツメイクをしてお祝いしています。

 

もちろんこの特異な文化は観光業界でも大いに利用されており、メキシコならではのお土産品としてガイコツグッズで溢れかえっています。

 

おわりに

メキシコ人の死者に対する考えや文化的背景を垣間見える記事だったのでご紹介させていただきました。

 

因みに、記事によるとこちらの商品は製作者のホームページ”El Volador"またはフリマサイトのMercado Libre(メルカド・リブレ)で閲覧・購入できるそうです。

 

お値段は80~300ペソ(400~1,500円)。

 

メキシコのお土産品としても使えるので、コロナ禍が落ち着いたら嗜好品として入手したいところです。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。