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【スペイン語】家族・親戚の呼び方総括リスト ~パパママからお義母さんの呼び方まで

メキシコ情報を発信しています。

 

今回は、スペイン語での『家族・親戚』の呼び方についてご紹介します。

 

単語だけでなく、実際に相手をどのように読んでいるのか?を中心にお話ししたいと思っています。

 

メキシコのスペイン語のため、他のスペイン語圏の国々とは異なる点もあるかもしれませんが、ご参考にしていただければ幸いです。

 

家族との繋がりが深く、何よりも大事にするメキシコ人らしい特徴もあるので、そのあたりも合わせてご紹介していきます。

 

 

家族・親戚のスペイン語リスト

まずは単語帳を作りました。後に詳しく説明していきます。

日本語 スペイン語 スペイン語(呼称)
家族 Familia -
Padre Papá/Papi/Pa
Madre Mamá/Mami/Ma
両親 Padres -
兄弟 Hermanos -
姉妹 Hermanas -
Hermano mayor 名前
Hermana mayor 名前
Hermano menor 名前
Hermana menor 名前
祖父母 Abuelos -
祖父 Abuelo Abuelo(アブエロ)/Abuelito(アブエリータ)
/Abue(アブエ)
祖母 Abuela Abuela(アブエラ)/Abuelita(アブエリータ)
/Abue(アブエ)
息子 Hijo 名前 /Mi hijo
Hija 名前 /Mi hija
孫息子 Nieto 名前 /Mi cielo /Mi vida /etc…
孫娘 Nieta 名前 /Mi cielo /Mi vida /etc…
Esposo/Marido 名前 /Mi amor
Esposa/Mujer 名前 /Mi amor
親戚 Pariente -
祖父母 Tíos -
叔父 Tío Tío /Tío *名前*
叔母 Tía Tía /Tía *名前*
Sobrino 名前
Sobrina 名前
いとこ(男) Primo 名前
いとこ(女) Prima 名前
義理の父 Suegro Señor *名前*
義理の母 Suegra Señora *名前*
義理の息子 Yerno 名前
義理の娘 Nuera 名前
義理の兄弟 Cuñado 名前
義理の姉妹 Cuñada 名前

 

 

パパとママ

Padre(パドレ)、Madre(マドレ)は父親・母親という意味で、呼びかける時にはPapá(パパ)、 Mamá(ママ)と言います。

 

ちなみにパパは2つ目のパを強く発音。(パ

1つ目のパを強くすると(パ)ローマ法王になるのでご注意。

 

Papi(パピ)、Mami(マミ)は英語で言うDaddyやMommyにあたり、小さな子供たちが使います。

 

ちなみにこのPapi、Mamiは別の意味合いもあり、特にカリブ海諸国では異性の恋人や友人、ナンパ相手などに使われます。

コロンビア人歌手シャキーラのRabiosaという歌でも出てくるので気になる方は聞いてみて下さい!

 

www.youtube.com

 

脱線しましたので本題に戻ります。

 

Pa(パ)、Ma(マ)も家族間の会話で時々耳にします。

例えば何気ない会話でフランクにGracias, ma. 「ありがとうママ」という感じで使っています。

 

お兄ちゃん、お姉ちゃんとは呼ばない

英語圏と同様、スペイン語でも「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」にあたる呼び方が存在しないため、年齢に関わらず名前で呼び合うのが通例です。

 

呼び方以外にも、自分の兄弟のことを話す時に「僕のHermano(エルマノ)が・・・」と、mayor(マジョール)「年上」なのかmenor(メノール)「年下」なのかを省くことが多く、兄か弟どちらなのか分からないことが往々にしてあります。

 

日本の他、中国や韓国でも単語で兄か弟どちらかはっきりしているようですが、それに比べて欧米諸国では年齢はあまり重要視されていないことの表れなのかもしれません。

 

創意工夫を凝らした呼び方で愛情表現

縮小辞の多用は名前にも

スペイン語では小さいものを表現する縮小辞を表現する時に、語尾に以下を付けたします。

 

-ito(イート)/-ita(イータ)

-illo(イージョ)/-illa(イージャ)

 

分かりやすい例が、セニョリータ。

Señora(セニョーラ)は既婚女性。

それに対して未婚女性は縮小辞を付けてSeñorita(セニョリータ)。

 

小さいという意味以外にも様々な意味合いで用いられ、特にメキシコ人ははこれを多用します。

 

名前にも愛称として用いられます。

 

例えばJuan(フアン)さんだったらJuanito(フアニート)で、「フアンちゃん」みたいな感じに。

 

おじいちゃん、おばあちゃんの可愛い呼び方

祖父・祖母のことをAbuelo(アブエロ)、Abuela(アブエラ)。

実際に彼らをこう呼ぶ人もいますが、若干堅苦しい印象を受けます。

 

ちょっと可愛らしく言うのであれば、前述した縮小辞を活用してAbuelito(アブエリート)、Abuelita(アブエリータ)。

 

さらにくだけた呼び方でAbue(アブエ)もよく耳にします。

こちらは祖父母ともにAbue(アブエ)です。

 

愛だの空だの人生だの

メキシコ人は、とにかくあらゆる言葉を駆使して愛情を表現することに長けていると感じますが、それはスペイン語の多彩な表現方法にあると思います。

 

パートナーや子供たちに対してMi amor(ミ・アモール)「愛する人」と呼んだり。

 

Mi cielo(ミ・シエロ)「私の空」

Mi vida(ミ・ビダ)「私の人生」

などなど、他にも数えきれない言い方が。

 

日本語では言わないですよね、家族を呼ぶ時に「愛する人」「私の空」「私の人生」。

・・・う~ん、違和感。

言えますか?もしいま、近くにご家族がいたらちょっと言ってみて下さい。

 

とにかく、スペイン語とは愛情爆発の表現方法が多彩な言語でもあります。

 

他人にも使う「息子よ」「娘よ」

自分の子供に対しては基本的に名前で呼びますが、Mi hijo(ミ・イホ)「息子よ」、Mi hija(ミ・イハ)「娘よ」と呼ぶこともあります。

 

これは実際の血縁上の子供でなくても、年配者が年の離れた知り合いに対しても使うことも。

 

家の中に同じ名前が続出する件

メキシコでは自分の子供に同じ名前を付けることが多いです。

 

例を挙げると父親もJuan(フアン)、長男もJuan(フアン)、そしてその息子も(フアン)。みんなJuan(フアン)。

親子3世代で同居していたら一人を呼ぶにも一苦労です。

 

実際には、前述のような色々な言い方を交えて使い分けているようです。

 

叔父さん、叔母さんがいっぱい

親戚の叔父・叔母のことを呼ぶ時は、「叔父/母」という意味であるTío(ティオ)/Tía(ティア)と読んだり、その後に名前を付けてTío Manuel(ティオ・マヌエル)「マヌエル叔父さん」と呼ぶのが一般的です。

 

メキシコあるあるですが、このTío(ティオ)/Tía(ティア)がやたらいっぱい出てきます。

というのも、この国では家族ぐるみで親しくしている年上の人は血縁がなくても、Tío(ティオ)/Tía(ティア)と呼ぶためです。

 

筆者自身、あるメキシコ人から「彼は僕のTíoのマヌエルおじさんだよ」と紹介されて「叔父」だと思っていたら、実はお父さんのお友達だった。。というようなケースに何度も出くわしました。

 

親戚と呼べるほどの親しみを込めて使われているのだと思いますが、何ともややこしいシステムです。

 

因みに、スペインでは友人に対してTío(ティオ)/Tía(ティア)を使いますね。メキシコでは使われず、同じスペイン語圏でも単語の使われ方が様々だと感じます。

 

義理の家族のことを何と呼ぶ?

お義父さん、お義母さんとは言わない

日本の場合、義理の両親に対して(義理という文字をあてて)「おとうさん」「おかあさん」と呼びますが、メキシコにそれにあたることばはありません。

 

メキシコ人の場合、義父をSeñor(セニョール)、義母を Señora(セニョーラ)と呼びます。

 

Señor(セニョール)、Señora(セニョーラ)とは、既婚の男性・女性に使われる敬称です。

 

義理の兄姉は名前

そして義理の兄・姉に対しても「おにいさん」「おねえさん」とは呼ばず、お互い名前で呼び合います。

 

日本では(義理で)家族になるという概念が残っているのでしょうが、メキシコではあくまで他人という立場なのだなと感じます。

 

親しい友人が親戚みたいに扱われるのに、家族と婚姻した人物は他人扱いなドライぶり。当人同士の気持ちが影響されているところがある意味はっきり出ていて分かりやすくもあります。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

基本的に、名前の呼び方は欧米諸国(英語をはじめとしたラテン語の派生言語の国々)と似通っています。

 

スペイン語圏、特にメキシコ独特の面白い呼び方もあるので、機会がある方は注目してみて下さい。

 

機会がなくても、メキシコ家庭の一風景を想像して楽しんでいただけたら幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。